お客様のメリット
- 社寺等の伝統的木造建築に「金物を使いたくない」という要望にお応えします。
- 外観は従来の板壁と何ら変わりはありません。
- 伝統構法で現行の建築基準をクリアします。
技術の特徴
「T-WOOD 組み板壁」は、板を柱に嵌め込むための溝に、更に一段深い溝を刻みます。この深い溝を、重ねていく板一枚一枚交互に左右の柱に設け、板を溝に組み込み栓を挿して隙間を無くし、壁全体の剛性を向上させます。
従来工法との比較
「T-WOOD 組み板壁」は、耐力壁の構造性能である剛性・耐力が、従来工法による耐力壁に比べて約2倍であることを、実験により確認しました。
接合金物不要
従来工法は、柱と板の接合が弱いことで、壁を囲む柱と梁の接合部に壁からの突き上げ力が集中するため、柱梁接合部の金物が必要でしたが、「T-WOOD 組み板壁」は、柱-板の接合から力を分散して伝えることでこの金物が不要となり、「金物を使わない」とう要望に応えることができます。
実績・事例
九品仏淨眞寺閻魔堂の改築工事
世田谷区の閑静な住宅地にある,「お面かぶり」で有名な九品仏の閻魔堂にこの技術を適用しました。閻魔堂は境内の小さなお堂で,「昔ながらの伝統的な工法」で建て替えられました。