お客様のメリット
- AI(人工知能)を使ってカメラの映像の中から「人体」のみを高速で判別します。
- 車載停止装置と連携することにより自動停止が可能になります。
- カメラ映像は、死角を映すバックモニターや作業記録の保存にも利用できます。
技術の特徴
現在主流の人体検知システムは、磁界や電波等を発する主装置を建設機械に取付け、ICタグ等のセンサーを持った作業員が主装置の有効範囲に入ると反応するタイプです。ICタグによる検知は、運用に手間がかかり、検知範囲の調整等が難しい現場もありました。それを克服するのが、人体だけを確実に検知して警報や自動停止するシステム「T-iFinder」です。
人体のみを検出
様々な体格や服装や姿勢、建設現場特有のヘルメット・反射チョッキ・保護具といった装備品を含んだ実際の建設現場の従事者の画像を学習(ディープラーニング)します。また、誤検知が懸念されるカラーコーンやガスボンベといった資機材については、人体ではないという定義を学習させ、建設現場特有のさまざまな環境において高い検知率で人体のみを判定することが可能です。
自動安全停止システムイメージ
検出のエリアやカメラの台数、出力方法は機種毎に変更可能
学習した条件(地面からのカメラの設置高さ、1mまたは3m)をもとに検知を行います。
カメラは近距離用(〜8m、水平140°・垂直110°視野)、遠距離用(〜20m、水平50°・垂直27°視野)が設置できます。
建設機械の大きさや作業の条件によって警報・停止等を要求したいエリア(監視エリア)を設計・設定することが可能です。
監視エリアに人が進入した場合、警報音つきパトライトが作動し、モニターに警告が表示されます。
建設機械・車両側に「減速」や「非常停止」といった機構を持っていれば、本システムを連動することも可能です。
(注:全ての建設機械・車両に連動するものではありません)
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モニター設置例
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検出例【黄色:注意、赤色:緊停】
様々な建設機械・車両に設置可能
様々な建設機械に搭載が可能で、建機系(DC24V)、車両系(DC12V)、AC100Vで駆動もできます。エンジンONとともにシステムが起動(約2分)して使用可能となり、エンジンOFFすれば自動でシャットダウンを開始して、システムを安全にクローズすることができます。(裏面搭載実績参照)
システムの詳細
搭載実績
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20t 級油圧ショベル
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ダム用バイバック
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高所作業車(警報のみ)
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12t バッテリーロコ
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11t キャリアダンプ