概要
- 建設現場事務所で不要になった飛沫防止用アクリルパネルを、廃棄することなく再利用します。
- 回収したパネルは、建設現場事務所を効率的に巡回回収し、建築内装材に再生します。
- 廃プラスチックの削減とアクリル樹脂製造時のCO₂排出量の削減※を実現します。
取り組み内容
コロナウイルス感染症が収束したことにより、建設現場事務所に設置していた飛沫防止用アクリルパネルの多くが不要となり、そのほとんどが再利用されることなく処分されています。
そこで、当社は、緑川化成工業株式会社及び日本通運株式会社と協働し、建設現場事務所で保管されている飛沫防止用アクリルパネルの再資源化に取り組みました。
回収と再資源化
都内59の建設現場事務所に保管されていたアクリルパネル(1,123枚、約1.9トン)を巡回回収しました。
回収したアクリルパネルは、建設中の大成建設グループ次世代研究所の建築内装材として再利用します。
資源循環への取組
アクリルパネルを含む建設現場から廃棄される様々なプラスチックの再資源化により、社会的課題であるサーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル社会の実現に向け、廃プラスチックおよびCO₂排出量を削減する取り組みを推進してまいります。
アクリルパネルの再資源化イメージ
※バージン材に代わり再資源化材を利用することで、原料調達からペレット製造まで1トン当たり1.536トンのCO₂を削減できる見込み。
実績・事例
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回収したアクリルパネル
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再生ペレット
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再生材(3Dプリンタによる試作品)