概要
- 株式会社八木熊との協働により、建設現場で使用した三角コーンを回収し再資源化しました。
- 製造した再生三角コーンは物理特性の評価後、建設現場に1年間配置して対候性を検証します。
- 建設現場での検証後、再成三角コーンを回収・再資源化を行います。
実証試験の概要
安全用品として使用されている三角コーンは、工事の竣工に伴ってそのほとんどが再利用されることなく処分されています。
そこで、当社は、2023年10月より株式会社八木熊と協働し、建設現場で発生する三角コーンの再資源化に向けた実証試験を開始しました。
リサイクル工程
- ①当社建設現場で不要となった三角コーンを回収・運搬し、集積場所に集荷。
- ②原料製造施設に運搬し、洗浄・破砕後、粒状にペレット化して原料を製造。
- ③原料(再生ペレット)を製造施設に運搬し、再生三角コーンを製造。
- ④当社建設現場で、再生三角コーンを使用。
実証試験
製造後に物理特性(引張強度、伸び等)を評価し、当社技術センターや建設現場で実際に使用して耐候性などについて約1年間検証したのち、再び回収して再資源化の上、建設現場での利用を試みる予定です。これらの工程を繰り返すことで、三角コーンのリサイクルループの構築を目指します。
今後の取組
プラスチックなどの廃棄物の発生を抑制し、製造時のCO₂排出量の削減※に向けた取り組みを推進し、サステナブルな社会の実現に貢献します。
三角コーンリサイクルイメージ図
※主原料として再資源化材を利用することで、原材料調達から製造まで三角コーン1トン当たり3.84トンのCO₂を削減できる見込み。
実績・事例
-
回収した三角コーン
-
再生ペレット
-
再生三角コーン
製造状況 -
再生三角コーン
(再生材100%使用)