お客様のメリット
- 災害等によるインフラ途絶時に、建物内の設備機器の継続的な運転稼働を支援します。
- 備蓄燃料等の残存量を見える化し、あわせて運転可能時間も予測して 表示されます。
- わかりやすい画面で、BCP時の建物運用を補助し、レジリエンス性能を向上させます。
技術の特徴
BCP時に機能する設備運転支援システム
大規模災害発生時等でライフラインが途絶し、建物への供給が停止した際に、建物内の備蓄燃料や給水設備の残存量などを把握することで、各設備の運転可能時間を自動で予測し見える化する機能を提供します。各種インフラの状況を的確に素早く把握することにより、災害時における活動方針の決定などBCPの実行を支援するシステムです。
直感的でわかりやすい画面構成
災害時において建物の設備運⽤が錯綜している際にでも利用できるよう、直感的にわかりやすい簡潔な見える化画面で構成されています。
備蓄インフラの残容量をグラフ化し、建物の機能維持の状況に沿って「運転可能予測時間」という時間管理で表示することで、あとどれくらい設備機器の運転が保持できるかが一目で把握できます。
機能維持時間の予測・見える化システム「T-BC Controller」機能概要
実績・事例
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市立吹田市民病院(大阪府)
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大宮区役所新庁舎(埼玉県)
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The Okura Tokyo(東京都)
その他大型複合施設、企業の本社ビル、大型競技場など防災拠点ビルや重要施設に導入済
実績・事例詳細
T-BC Controllerが導入された案件での画面事例をいくつか示します。
建物の設備運転員でなくとも利用できるように、直感的にわかりやすい簡潔な見える化画面となるように工夫をしています。
各設備の機能維持状態の全体一覧画面
建物全体の設備機器の運転状況、残量、運転可能時間を総合的に⼀⽬で⽰す全体⼀覧画⾯です。
内容を確認したい各設備の項⽬をクリックすると詳細画⾯に遷移するような作りになっています。
機能維持時間の予測・見える化画面
実際の使⽤量を時系列的に計測しながら、発電機燃料や⽔など備蓄インフラの供給可能時間を予測する計算を⾏います。発電機の例で⽰すと、燃料残量を時間経過に沿ってグラフ表⽰し、そのグラフに予測線、基準線を⼊れて、燃料が無くなる時点をわかりやすく⾒える化しています。
災害発⽣、インフラの途絶から「建物内の残存容量がどのように変化しているか」、「現状の運⽤を続けると、あと何時間で枯渇するのか」等を直近の使⽤量から演算を⾏い、残り時間の予測グラフを表⽰しており、機能維持時間の把握ができます。
事前に計画された燃料や⽔の使⽤量のグラフも表⽰されているので、実際の使⽤量との乖離が把握でき、計画通りに事業継続を⾏う上での、節電や節⽔の必要性が確認できます。
機能維持設備系統の監視画面
また、⼀般のビル設備監視装置にある設備管理者向けの専⾨的で精緻な設備系統図の表⽰ではなく、このシステムでは、必要情報に絞った簡潔なわかりやすい設備の運転状態の監視画⾯を⽤意しています。
設備運用の専任でない方でも設備機器の運転状況が確認できます。
社外表彰
ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)優秀賞 : 2021年3月 (一社)レジリエンスジャパン推進協議会