お客様のメリット
- 机やキーボードなどの表面に付着したウィルスに深紫外線を照射し、殺菌します。
- 当社開発の人検知センサーで人の不在時のみ紫外線照射し、施設利用者の安全を確保します。
- 光源には波長280nmのLEDを用いることで、長寿命化を図っています。
技術の特徴
新型ウィルスの世界的な流行を背景に、接触による感染リスクが懸念される執務室の机などの表面に付着したウィルスを深紫外線(UV-C)を照射して殺菌します。
光源の長寿命化
従来の蛍光灯ランプ型の深紫外線灯と比較して器具の長寿命化を実現しました。(公称約2万時間)
高い殺菌能力
一般的な天井高さ(2.5m~3.0m程度)の居室において、机上面へ2-3時間の照射するだけで、細菌やウィルスを99%程度殺菌することが可能です。
新設・既存施設に関わらず適用可能
本光源は配光特性並びにデザイン性に優れ、軽量で天井面へはめ込み式で容易に設置できるダウンライト型の形状なため、既存施設へも適用が容易です。
安全性に配慮したシステム構成
室内での人の在・不在、扉の開閉、手元スイッチのON・OFFなどを総合的に判断し、不在時のみ紫外線を照射します。
- ① サーモパイルにより室内で人の在・不在を確認する人検知センサー
- ② 扉の開閉センサー(マグネット等)
- ③ 使用中表示灯や一般照明のON/OFF スイッチ
①~③の2つ以上のデバイスを用いて、確実に人の不在時にのみ深紫外線を照射する制御システムを構築し、安全性に最大限配慮しました。
「T-LED DUV Light」外観
システムの構成イメージ
効 果
深紫外線とウィルスへの効果
紫外線にはUV-A,UV-B,UV-Cの3種類が存在します。本製品ではウイルスや細菌などに対して強い殺菌効果を有するUV-C(深紫外線)を採用しています。また、深紫外線(UV-C)はガラスを透過しないので、ガラスパーテーションで区切られた会議室などでも、室外の人に深紫外線の影響を与えず、安全に使用可能です。
-
光の波長と性質
-
ガラスによる遮光性能
実績・事例詳細
本機器は全国の病院、体育館、事務所など、多くの計画・導入実績があります。
黒沢病院病床陰圧化計画
開業中の病院では、既存の多床室に感染防止技術を導入することで感染症に対応できる病室に改修するなど、個別病床として恒久的な整備が検討されています。本病院の改修工事では、感染の原因となる頻度が高い感染経路である前室と汚物処理室に設置することで、患者の接触感染防止を実現しました。
黒沢病院病床陰圧化計画
大成建設新宿センタービル26階会議室
大成建設の本社ビル会議室内に実機を設置しております。見学が可能ですので、ご興味がございましたら、お気軽にお問合せください。
大成建設新宿センタービル26階会議室
検 証
建材の劣化検証
深紫外線(UV-C:280nm)による建築材料の劣化を検証しました。室内に置かれた物の表面、スイッチプレートや机上PCのキーボードなどへの照射による劣化促進状況を検証する目的で、約30年分の深紫外線の照射実験を実施し、ほとんどの材料で大きな影響が無いことを確認しました。
劣化促進試験サンプルの配置
建材の経年変化
社外表彰
STOP感染症大賞 優秀賞 : 2023年4月10日 (一社)レジリエンスジャパン推進協議会
電気設備学会賞 振興賞: 2023年6月2日 (一社)電気設備学会