移動式空間「モバイルインフィル®」

移動式空間「モバイルインフィル®」 いつどこにでも空間を創出し、オープンスペースや道路空間の
有効活用を促進

お客様のメリット

  • 高層ビルの外構、公園、道路などに配置し、いつどこにでも任意に賑わいの拠点を創出します。
  • 街と建築の結びつきを強め、建物外部の賑わいを建物内部へ誘引します。
  • 複数組み合わせることでまとまった空間を創出し、拠点利用することができます。

技術の特徴

場所、利用者、使い方に合った機能・性能を備えてデザインされ、訪れる人が快適にいきいきと暮らし、その街ならではの魅力を楽しめる居場所になります。

任意の場所に空間ごと移動可能

車両などを使用して、暮らしと密接にかかわるインフィル(内装や間仕切りなど)を設置場所に空間ごと移動させることができます。また、けん引等により、必要な時に、必要な場所へ移動させ、即時に利用することができます。モバイルインフィルの配置や向きを調整することで、賑わい拠点の位置や動線を簡単に変更することができ、建物内部と連携させ、建物外部の賑わいを建物内部に誘引したり、建物内外で一体的な賑わいを創出したりできます。

利用者や環境・社会ニーズに迅速・柔軟に対応可能

多種多様な利用者のニーズに応える空間を通常の建物よりも素早く提供することが可能なため、環境や社会の変化に迅速かつ柔軟に対応することができます。モバイルインフィルに屋根や家具を組み合わせたり、モバイルインフィルを複数組み合わせたりすることで、ニーズや用途に応じて空間を自在に拡げることができるため、人々に快適な暮らしをもたらすプラットフォームとして、これらの空間やそこでのサービスを日常はもちろん非日常でも誰もがフェーズフリーに利用することができます。

高層ビル外構への適用イメージ

高層ビル外構への適用イメージ

屋根ユニット付加による、軒下空間の拡張

屋根ユニット付加による、軒下空間の拡張

実績・事例

  • 外観

    外観

    • 半屋外

      半屋外

    • 内観

      内観

実績・事例詳細

事例では大成独自技術 T-WOOD Space Lightを架構に適用し、意匠性と軽量性を両立しました。山下公園にて不特定多数の人々の「居場所(滞留空間・休憩所)」としての有効性を検証しました。試作機は1台で、日によって設置場所を変えて実証しました。

公園内の主要通路脇の広場

もとより人の往来やベンチで寛ぐ人々が多い通路脇に設置したところ、子ども連れが多く滞在しました。滞在時間も比較的長く1~2時間程度の場合も見られました。長時間、賑わいが持続する居場所として活用される様子が確認できました。

公園内のまとまったオープンスペース

もとより人の滞留がほとんど無い、広々と開けたオープンスペースに設置したところ、子ども連れの滞在や、PC作業・ネットサーフィンを行う利用者がみられました。また、利用者が時間帯によって異なる特徴がみられ、様々な属性の人の居場所として活用される様子が確認できました。

けん引輸送の様子

けん引輸送の様子

けん引輸送の様子
  • 実績・事例詳細
  • 実績・事例詳細

社外表彰

2021年度日本建築学会技術部門設計競技 新時代のレジリエント建築・都市  佳作